いつも下を向いていたのは僕だった

いつも下を向いていたのは僕だった/鏡音リン

Cメロ
前を向くたびに涙が溜まる
顔が俯く三秒前
前を向くために涙が落ちた
顔が俯く瞬間

Aメロ
なんとなく生きている僕も
何かを望んでいた
それでもふらふらと抜け出せず
僕らは大人になっていく
「もう嫌だ」と叫んでは捨てた
一生の覚悟が
無くなる途端、これほど
楽になるなんて思ってはいなかった

Bメロ
でも
どうしてだろう
僕はまだ何かを願っている
どうしてだろう
僕はもう全てを捨てたのに

サビ
変えたくて、変わらなくて
僕らは何回だって転んだ
捨てたくて、捨てられなくて
僕らは迷って歩いている
嫌になって、嫌になって
僕らは何回だって止まった
だけど立って、立ち上がって
僕らは風を背負って行く

Cメロ
前を向くたびに涙が溜まる
顔が俯く三秒前
前を向くために涙が落ちる
顔が俯く瞬間

Aメロ
大事な人ほど
僕の願いを拒んでいた
安全な道を用意して
僕を大人に変えていた
分かってるよ。それが正解さ
何度考えても
それでも、どうにか
わがままな僕を許してくれないか
嗚呼、駄目だって分かっても

サビ
願った、また転んだ
それでも何回だって向かった
忘れたくて、思い出して
僕らは迷って歩いている
嫌になって、嫌になって
僕らは何回だって止まった
だけど立って、立ち上がって
僕らは涙を落として行く
サビ
もう辛くて、苦しくって
僕らは何回転んだんだっけ
泣いていたいよ、止まりたいよ
怠惰が僕らを呼んでいる
嫌になって、嫌になって
それでも涙を拭いて睨んだ
立ち上がって、走り出した
僕らには追い風が吹いている

Cメロ
前を向くたびに涙が溜まる
顔が俯く三秒前
前を向くために涙が落ちた
顔が俯く瞬間
前を向くたびに何かを捨てた
理想を語る三秒前
前を向くために何かを捨てた
夢を見つめた瞬間

 

好きだ

好きだ/鏡音リン

サビ
好きだ、好きだ
これ以上、何も分からないけれど
なんとなく生きているよ

Aメロ
つまらないわ
この人生ずっと雨模様
分かっているのは
いつか来る別れ

見えているのは
目の前の景色と君のこと
いつも目で追ってしまう
あの横顔だった

Bメロ
だけど、僕がこの歌を歌うのは
きっと君のためじゃない
それはもっと、近く、当たり前のように
僕と肩を組む、お前に歌うよ

サビ
好きだ、好きだ
これ以上、何も分からないけれど
なんとなく生きているよ
そんな想いも、歌で届けられるなら
好きだ、好きだ
これ以上、何も分からないけれど
おかげで生きているよ
だから少しは君に幸があって欲しいな

Bメロ
僕ら、人は、みんなそれぞれ
何かを抱えている
永遠に、尽きぬ、悩みを抱え
傷つけあって、一人になりたい時も

サビ
好きだ、好きだと
強がった笑顔も悪意を浴びて
気づけば泣いていたよ
僕はそんなに期待をしていたのかな
誰も彼も
信じられないような世界の中で
踏ん張って生きていくよ
だってお前もいつか悩んでしまうから

サビ
好きだ、好きだ
これ以上、何も分からないけれど
なんとなく生きているよ
こんな想いを明日も歌えるだろうか
好きだ、好きだ
これ以上、何も分からないけれど
それとなく生きていくよ
たとえ、全ての出会いに別れがあれど

好きだ、好きだ

 

現実ごっこ

現実ごっこ/鏡音リン

Aメロ
唾を吐いて、土を蹴った
街の中は
私に似てる人間ばっかで飽きるわ
今日も適度に遊んで寝るだけ

嫌気さして、夜の街へ
刺激を求め
少しは違うムードに酔っては思うの
人はそんな簡単に変われない

Bメロ
けれど、泣けもせずに
僕ら、大人になっていた

嫌々

サビ
待って、今はまだ大人だって呼ばないで
なんで、みんなして現実ごっこ
「わっはっは」
待って、無意識さ、前に習って歩いたのは
なんで、誰もかも、こんな綺麗に
大人になっていくの?

Aメロ
つまらないわ、こんな現実
そう思えど、黒いスーツを羽織えば、
真面目に見えるの?
今は立派な歯車候補生
時は流れ、私も同じ
オフィスに呑まれ、大人になると思えば
安心もしているの
こんな大きな道があることに

Bメロ
誰も、気にも留めず
僕ら、大人になっていた
嫌々でも

サビ
待って、僕だけは大人なんて呼ばないで
なんで、みんなして現実ごっこ
「わっはっは」
待って、違うんだ、本当は大人になりたいの
だって、分かるだろ、普通の方が幸せにーー

けど待って、今はまだ大人だって言わないで
なんで、みんなして現実ごっこ
「わっはっは」
待って、違うんだ、周囲に合わせ笑ったのは
だって、皆のように、そんな素直に大人に
なれないから

 

夕日曰く

夕日曰く/鏡音リン

Aメロ
はにかんだ僕をじっと見つめている
心拍が迷った
薄暗い道の中央で僕は
すっと目を逸らした
夕暮れがそっと道端の家の
玄関を照らした
微かな知能が脳裏を掻き立て
幸せすらも悲しく思うんだ

Bメロ
馬鹿な君は笑う
僕もその無邪気な笑顔で
導いて

サビ
一瞬先の日々に
僕は期待していただけ
暮れていく空模様に
僕は感動していただけ
人間界の叡智を
僕は分かりすぎただけ
明日も笑う君を
僕は信じすぎただけ

Bメロ
それでも
馬鹿な君は笑う
僕はその無邪気な笑顔を
いつも恨んでいた

サビ
一瞬先の今に
僕は悲観していただけ
落ちて行く陽の光に
僕は考えすぎただけ
最先端の論理が
僕を睨みすぎただけ
明日も笑う君を、嗚呼

あの時見ていた日々に
僕は憧れているだけ
消えて行くあの思い出に
僕は縛られたいだけ
いつでも僕は一人
僕を夕日に映すだけ
明日も笑う君を
僕は信じ続けていく

鏡音革命

鏡音革命/鏡音リン

Aメロ
こんな誰もが疲れた時代に
私と君が出会えた偶然
そこにだって理由はあるよ!
本当に?
こんな誰もが目立てる時代に
私の声で歌える必然
そこにきっと答えはあるよ!
絶対!

Bメロ
安全牌な人生
飽きてきたんなら
危険なんて承知で手を伸ばせ
その手、私が掴むよ!

サビ
届けたい、歌いたいよ
この想い!
だから、苦しんで行くさ
勝手に笑っていろ
世界はいつも世知辛いけど、
ここから逆転まっしぐら!
変わりたい、夢見たいよ
走りたい
だから、私は君も
背負って歌うんだ
だから、
今に待っていろよ!
マイヒーロー!

Aメロ
こんな不具合だらけの社会を
人が容易く傷つく世界を
私の歌声で変えられたなら
なんてね

Bメロ
逆境ばかり
人生嫌になっても
味方なんていないと思うなよ!
心を私に任せて!

サビ
分かりたい、守りたいよ
その思い!
だから、背中を押すよ
外野は笑っていろ
才能ばかりのこの世界に
小さな努力で火を付けろ
変わらない夢みたいに
支えたい
だから、私は君に笑って歌うんだ

Cメロ
君が歌えば、この世界は
何十何百何千倍、光って見えるよ
君はどう思っているかな?
そんな思いを
歌って、踊って、笑う
そうして
繋がったミライを背負ったから
また誰かの世界も照らして見せるよ

サビ
叫びたい、嘆きたいよ
この思い
だけど、押し込んで行くさ
勝手に笑っていよう
今が私を認めなくても
明日の世界を掴み取れ
この期待、この思いは
止められない
だから私は君と
未来へ向かって行く
だから、今に待っていろよ、
私の時代


届かない、叶わないと思えない!?

サビ
届けたい、歌いたいよ
この思い
だから、苦しんで行くさ
勝手に笑っていろ
ピンチに笑顔を少し足したら
ここから反撃まっしぐら
変わりたい、夢みたいに
笑いたい


だから、私は君に向かって歌うんだ
だから、今に待っていろよ!
マイヒーロー!

 

 

夜明け前

Aメロ
辛くなって泣いていた
生きられないって泣いていた
僕は
明日も多分、一人
比べられて泣いていた
出来損ないだって泣いていた
僕は
明日も同じ僕だ
Bメロ
だけど、心臓を抱え生きていく
僕ら、散々泣いて歩いていく
明日の君に希望を繋ぐために
サビ
oh..
僕は思う。君が歩く景色の全てを
歌いたい
「なあ、太陽はまだ来ないかい?」
oh..
君の歌う、歌を聴かせて
oh..
時々でいいからさ

Aメロ
夜空がずっと、続いている
地平線に星が、詰まっている
そうだ
僕はいつも、見ていた
敷かれた道も辛くって
けど、道を敷くことも怖かった
僕ら
生命の行方を悟る
Bメロ
けれど、心拍数が足掻いている
人混みの中、僕は躊躇する
明日の君は、この街道を抜けるかい?
サビ
oh..
僕は思う。君が作る景色の全てを
歌いたい
ああ、太陽に嫌われても
oh..
君の笑う、声を聞かせて
oh..
いつだって、見ているから

サビ
oh..
僕は思う。君が向かう景色の空を
歌いたい
もう、太陽が登らなくても
大サビ
oh...
僕は思う。君が走る景色の先を
唄いたい
「ああ。だから、笑顔を唄うよ」
oh..君が歌う、未来を見せて
oh..、
今、太陽はーー

今宵はスターダンサー


Aメロ
僕が主役の舞台は
どうやらまだ、夢みたいだ
いつの間にか、落としてた
頭を下げて、また明日になるんだ
脇役なりに僕らは
夢を見ては、落ち込むんだ
でもここでは、踊りだせ
星が、月が、君を照らすんだ

サビ
今宵はスターダンサー
もう絶対、止まれない
だって
今の時間は、無駄じゃない
今宵はスターダンサー
もう絶対、踊りたい
たくさんの、笑顔見せて
今宵はスターシンガー
もう一回、挑みたい
だって
今に夢中でたまらない
今宵はスターシンガー
もう一回、歌いたい
私にも、歌詞を見せて

Aメロ
ここに来るまで落とした
心、愛に、見られてんな
いつも通り僕たちは
訳も知らず、生かされているのに
仮に愛が巡るなら
君の元に足りてないな
舞台袖でうずくまる
君の心、星に乗せようか

サビ
今宵はスターダンサー
もう絶対、止まれない
だって、君の心と踊りたい
今宵はスターダンサー
もう絶対、届けたい
たくさんの、愛を乗せて
今宵はスターシンガー
もう一回、笑いたい
なんて、星に頼んで叶えたい
今宵はスターシンガー
もう一回、夢見たい
味気のない、今を超えて

サビ
今宵はスターダンサー
もう絶対、動きたいのに
今宵はスターシンガー
もう一回、歌いたいのに
今宵はスターダンサー
もう絶対、笑いたいのに
今宵はスターシンガー
もう一回、歌いたい

ここからだ、僕の夜は

サビ
今宵はスターダンサー
もう絶対、止まらない
だって
一人の君に届けたい
今宵はスターダンサー
もう絶対、止まれない
主役なら、ここにいるよ
今宵はスターシンガー
もう一回、挑みたい
だって
僕にできないことはない
今宵はスターシンガー
もう一回、笑おう
どうせなら、今、笑おう

味方なら、ここにいるよ
涙なら、もう消えたよ