百年の風

百年の風/鏡音リン

Aメロ
気づいているここは三丁目
いつか歩いた道
寂しげな道に突っ立って
僕は何をしていたの

僕じゃない僕が泣いている
何も言わないまま
それを見てまた歩き出す
僕の影は醜くなってゆく

Bメロ
ずっと大切だった宝物も
一年眠れば記憶の果て
そんなことにばっか、気づいていくんだ
だからもう何も言わないでくれよ

サビ
分かっている、僕は百年の風
波も立てずに過ぎゆくだけだって
分かってるよ、もう言わないでくれよ
懐かしい日々に襲われるから
寂しく思うのも世界の常
全てはいずれ朽ちゆくものだって
分かるほど悲しい気分になる
そして、僕はまた昨日を思うんだ

Bメロ
君も分かっているんだろ?
この世界はほとんど歴史の闇の中へ
そんなことも知って生きていくって?
ああ、もう分かった。言わないでくれよ。

サビ
分かっている、僕は百年の風
波も立てずに過ぎゆくだけだって
分かってるよ、もう言わないでくれ
懐かしい日々に襲われるから
悩んで生きるのも世界の常
全てはいずれ朽ちゆくものだって
分かるほど悲しい気分になる
だけど、僕はまだ何かを変えられるんだ

僕は百年の風
いつか見た景色に花を添えたのだろうか
おい、聞かないでくれよ
懐かしい日々が傷つくからさ
笑っていたいのも世界の常
全てはいずれ朽ちゆくものだって
分かっても僕は歩いていくよ
僕の心に何かを残すために

帰り道

帰り道/鏡音リン

Aメロ
長い帰り道、横で笑う君の声
斜陽がそっと世界を変えて
君の方の空を暗く変えたんだ
道は紅い

「明日も会えるかな」
なんで笑う、君の声
無邪気にはてなマークを飛ばして
からかうように僕を覗いて笑った
「そりゃあそうだろう」

Bメロ
と言って僕は歩く
長い道を眺む
俯く君に気づく
僕は分かっていた

サビ
いつもの帰り道
変わらない景色を飾って歌う
十年後の君を願って歌うわ
今は、あの辺もあの道も
心から愛せていないけれど

徒然帰り道
黙り込む君の心情を憂いて歌う
この変わらぬ道を描いて歌うわ
僕は、この道を明日も変わらず歩くけれど

Aメロ
今日の分かれ道
悲しげな虫の歌
バイバイなんて言葉を言わないで
このT字路の君の方へ誘って
くれないか?

Bメロ
なんて僕は言えず
一つの勇気もなく
流れに任せ手を振る
君に向かって笑う

サビ
明日への分かれ道
手を振れば、君が表情揺らして眺む
その暗がる空を眺めてしまうわ
今は、君のいない、この先を
心から恨んでしまうけれど

一人の帰り道
暗がりに、昨日の道を重ねて歌う
この変わらぬ道を恨んで歌うわ
だけど、この道を明日には変わらず歩けるから

Cメロ
分かっていたんだ
この物語もいつか終わりが来ることを
僕らは知っていた
それでも足掻いていたんだ
時の壁すらも壊せると信じた
この希望を僕は
見失っても

サビ
後悔は残せないな

大サビ
いつもの帰り道
逆戻り、君の姿を追いかけ走る
この変わらぬ道に守られ行くんだ
今は、誰よりも、この道を
心から愛せていないけれど
暗闇の先には
一人きり
君の感情を想って走る
そんな僕の心を重ねて叫ぶわ
君はこの道を明日は歩けやしないけれど

Aメロ
「明日は会えるかな」
なんて歌う、僕の声
一人で歩けばこの道だって
幾らかは好きになれた気もするんだ
そうだろう?

ダンスステージは宇宙の彼方に

ダンスステージは宇宙の彼方に/鏡音リン

Aメロ
世界の狭間に挟まって
現世の君を眺めてたい
そうやってなんとなく暇を潰したい
時間の欠片に飛び乗って
無限にここで語り合いたいと
願った数だけ悲しくなるんだ

Bメロ
思い出に踊らされている

サビ
忘れられない
あの笑顔を

Aメロ
宇宙の彼方で見つかった
別の世界に夢を見たい
そんなことを思って口にしたいな
もちろんそこには、君だって
いつかの如く連れて行くよ
若干の不安はそれで消し去るさ
理想の世界はいつだって
時が止まって見えたんだ
楽しいことだっていつもそうだけど
そこで泣いたなら、いつまでも
涙が止まることもなく
永遠にその場で動けないのかな

Bメロ
嫌なこと
辛いこと
思い出と笑い飛ばせ

サビ
忘れられない
あの笑顔を
忘れたくない
あの笑顔
迷ったって覚えている
飾ったって過去は消えないんだ
それが君の道標
宇宙まで連れてゆこう

青空と積乱雲

青空と積乱雲/鏡音リン

Aメロ
焦って躓き走った
僕の頭上は雲一つないけど
道の先を遠く見つめて
憂いていたんだ
先にそびえ立つ雲
天空の塔
僕を待ち構えては
深く、高く
世界の形を変えていくんだ

Bメロ
けど、分かっていない僕は
けど、若い、子どもな僕は

サビ
あの雲はここで眺め続けていたいんだ
いつまでも
たとえ、あの雲の下に雨が降れど
今はただ、雲を勘違いしていたいんだ
いつまでも
たとえいつかの自分が雨の下で
あっても

Aメロ
夏の風に揺れゆく
木々の横顔、水彩のように
色が浮いて僕の記憶を
奪っていくんだ
けど、遠く離れた空も未来の空も
みな同じように
時間に流され消えてしまうと
分かっていたんだ

Cメロ
だけど、空は
光った、照らした
何もない僕も

サビ
この空も消えて無くなる
それが運命だって分かっているよ
迷い続けた自分を置いて行くよ
けど、今はただ雲を勘違いしていたいんだ
いつまでも
そうだ。あの雲の上の景色はきっと

サビ
この空はここで眺め続けていたいんだ
いつまでも
たとえあの空の上を飛べたとしても
未完成それが僕を導いているんだ
いつか見た
あの晴れた空に浮かんだ、雲のように

望んでいた、満天の空
雲一つない、正しい空
望まず得た、雨上がり空
いつか見ていた、雲が浮かんでいた

アナザーワールド(大阪ver)

アナザーワールド(大阪ver)/鏡音リン

Aメロ
少年は呟いた
随分、大人になったな
身長に比例して
見えるものも少なくなったな

少年は呟いた
今日も、朝になったか
いつか起きたあの朝は
こんな感情だっけか

Bメロ
当たり前すぐに消えていく
あの日遊んだ友の、今も知らず
日ごとに欠けていく感情を
怖がった

サビ
きっと
願っていたんだ
呼吸の全てを
いつの間にか
無駄な脳が思った
呼吸の無意味を
だけど
きっと、解っていくんだ
世界の形を
いつか見える
未来を願って歌っていく
そんな、アナザーワールド

アナザーワールド(歌詞リンクページ)

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歌詞の一覧です。

 

1st アナザーワールド(大阪ver)

 アナザーワールド(大阪ver) - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

2nd 青空と積乱雲

 青空と積乱雲 - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

3rd ダンスステージは宇宙の彼方に

 ダンスステージは宇宙の彼方に - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

4th 現実ごっこ

 現実ごっこ - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

5th いつも下を向いていたのは僕だった

 いつも下を向いていたのは僕だった - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

6th 未開

7th 好きだ

 好きだ - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

8th 帰り道

 帰り道 - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

9th 夕日曰く

 夕日曰く - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

10th 百年の風

 百年の風 - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

11th 停電市街で振り振られ

 停電市街で振り振られ - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

12th 魔法が解けた朝

 魔法が解けた朝 - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

13th アナザーワールド(長崎ver)

 アナザーワールド(長崎ver) - こもちつき家、鏡音リン専属事務所 (hatenablog.com)

アナザーワールド(長崎ver)

アナザーワールド/鏡音リン


Aメロ
少年は呟いた
随分、大人になったな
身長に比例して
見えるものも少なくなったな

少年は呟いた
今日も、朝になったか
いつか起きたあの朝は
こんな感情だっけか

少年は呟いた
そっか、つまらないんだな
意味を求め生きている
生きる意味は元々無いのに

少年は呟いた
僕は救われないんだ
犠牲で成り立つ幸福は
「大人」が支えていたから

Bメロ
当たり前すでに消えていた
あの日遊んだ友の、今も知らず
日ごとに欠けていく感情を
怖がった

サビ
きっと、願っていたんだ
呼吸の全てを
いつの間にか
無駄な脳が思った
呼吸の無意味を
だけど
きっと、解っていくんだ
世界の形を
いつか見える
未来を願って歌っていく

サビ
きっと、願っていたんだ
今を生きる僕も
いつの間にか
見失ってしまった
自分の心も
きっと分かっていたんだ
二つ目の世界が
先にはあると
可能性は歌っている

サビ
きっと、願っていたんだ
呼吸の全てを
いつの間にか
無駄な脳が思った
呼吸の無意味を
だけど
きっと、解っていくんだ
世界の形を
いつか見える
未来を願って歌っていく

そんなアナザーワールド